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債券ファンド、「持ち切り運用型」がじわり増加

債券で運用するファンドの新規設定や販売がじわり増加している。6月は海外債券に投資するタイプが資金流入超に転じた(図表1)。最近は信託期間より前に償還される債券を集め、その債券を満期まで持ち切るファンドが販売を伸ばしている。

6月に新規設定された「PIMCO グローバル・ターゲット戦略債券ファンド2021-06(限定追加型)」には、1200億円を超える資金が集まった。購入期間が限られる限定追加型で、信託期間は約4年間。ファンドの償還日前に満期を迎える米ドル建て債券に投資し、為替ヘッジをしながら満期日まで保有し続ける「持ち切り運用型」のファンドだ。

最近設定された債券ファンドをみると、10本中8本を「持ち切り運用型」が占めた。全て為替ヘッジあり、もしくは円建ての債券に投資する(図表2)。「持ち切り運用型」の設定はこのところ増加傾向で、募集で資金を大きく集めるケースが散見される。

債券ファンドは比較的リスクが低いのが特徴だが、「持ち切り運用型」には注意点もありそうだ。利回りを確保するため、ファンドによっては格付けの低い債券や劣後債も組み入れるケースが多い。債務不履行(デフォルト)、繰り上げ償還の延期(コールスキップ)や利払いの繰り延べなどのリスクを見極める銘柄選定が重要で、運用会社の目利き力が試される。

さらに「持ち切り運用型」ファンドは性質上、解約時にかかる信託財産留保額が高めに設定されており、ファンドの償還まで保有するのが前提となる。購入時手数料も含めたコスト控除後の利回りがどれくらい見込めるのかを確認しておきたい。

著者名

QUICK資産運用研究所 石井 輝尚


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