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来週のマーケット展望 円は108円まで上昇余地、株は一進一退か

来週(8月10~13日)の外国為替市場で円相場は108円ちょうど近辺まで上昇する余地がありそうだ。6日発表の7月の米雇用統計は市場予想(前月比85万人増)を上回るとは考えにくく、失望売りの円買い・ドル売りが進行しそうだ。一方で米連邦準備理事会(FRB)が年内に量的緩和の縮小(テーパリング)を開始する姿勢を示したことで下値は堅いだろう。

大和証券の岩下真理氏は「足元では経済指標などよりも新型コロナウイルスとの戦いの方が円相場への影響が大きい」と指摘する。日本だけでなく、いち早くワクチン接種が進んだ米国でも南部の州を中心に感染が再拡大している。東京五輪が終わったあとはよりコロナへの注目が集まる。感染状況が悪化すればリスク回避の円買いが活発になりそうだ。

同期間の東京株式市場で日経平均株価は一進一退となりそうだ。市場では2万8000円前後で推移するとの予想があった。東京都の新型コロナの1日あたり新規感染者数が過去最多を更新するなど感染拡大への懸念が強い。政府は「まん延防止等重点措置」の適用地域を拡大しており、株価の上値を抑える要因となりそうだ。国内企業の2021年4~6月期決算は総じて良好で、投資家心理の支えになるものの、企業も夏季休暇に入るため新規の手掛かりは出にくく上値は限られそうだ。

米景気の回復期待は強く、米国の主要な株価指数は最高値圏にある。焦点は日本時間6日夜に発表する7月の米雇用統計だ。一部州では失業給付の特別加算を前倒しで打ち切った。だが、「労働者が本格的に職場復帰するには時間がかかるとみられ、7月統計では非農業部門の雇用者数が市場の想定以上に大きく増えるとはみていない」(三井住友トラスト・アセットマネジメントの押久保直也氏)との声があった。来週の株式相場を大きく押し上げるとの期待は高まっていない。

【主な予定】

◇9日(月)

・東京市場が休場(山の日の振り替え休日)
 ・7月の中国消費者物価指数(CPI、10:30)
 ・7月の中国卸売物価指数(PPI、10:30)
 ・シンガポール市場が休場
 ・南アフリカ市場が休場

◇10日(火)

・閣議
 ・6月と1~6月期の国際収支(財務省、8:50)
 ・7月の対外・対内証券売買契約(財務省、8:50)
 ・7月の貸出・預金動向(日銀、8:50)
 ・8月のQUICK月次調査<株式>(11:00)
 ・6月の特定サービス産業動態統計(経産省、13:30)
 ・7月の景気ウオッチャー調査(内閣府、14:00)
 ・4~6月期決算=石油資源、大和ハウス、日揮HD、東急不HD、太平洋セメ、日製鋼、IHI、ワークマン、セイコーHD、T&D、ソフトバンクG
 ・1~6月期決算=INPEX、アサヒ、キリンHD、昭電工、DIC、ブリヂストン
 ・マレーシア市場が休場
 ・フィリピンの4~6月期国内総生産(GDP)
 ・8月の欧州経済研究センター(ZEW)の独景気予測指数
 ・4~6月期の米労働生産性指数(速報値、21:30)
 ・海外4~6月期決算=ユニティ・ソフトウエア

◇11日(水)

・7月のマネーストック(日銀、8:50)
 ・30年物利付国債の入札(財務省、10:30)
 ・4~6月期決算=日本郵政、かんぽ生命、ゆうちょ銀、第一生命HD、SMC、東急
 ・1~6月期決算=電通グループ、楽天グループ
 ・インドネシア市場が休場
 ・7月の米消費者物価指数(CPI、21:30)
 ・7月の米財政収支(12日3:00)
 ・海外4~6月期決算=イーベイ

◇12日(木)

・7月の企業物価指数(日銀、8:50)
 ・7月のオフィス空室率(三鬼商事)
 ・8月のESPフォーキャスト調査(日本経済研究センター、15:00)
 ・4~6月期決算=明治HD、JFE、リクルート、東芝、OKI、住友不、ヤマトHD
 ・1~6月期決算=サントリBF、マクドナルド
 ・6月期決算=メルカリ
 ・タイ市場が休場
 ・フィリピン中銀が政策金利を発表
 ・4~6月期の英国内総生産(GDP)速報値
 ・6月のユーロ圏鉱工業生産(18:00)
 ・トルコ中銀が政策金利を発表
 ・7月の米卸売物価指数(PPI、21:30)
 ・週間の米新規失業保険申請件数(21:30)
 ・海外4~6月期決算=ウォルト・ディズニー、エアビーアンドビー、ドアダッシュ

◇13日(金)

・対外・対内証券売買契約(週次、財務省、8:50)
 ・3カ月物国庫短期証券の入札(財務省、10:20)
 ・7月の投信概況(15:00)
 ・株価指数オプション8月物の特別清算指数(SQ)算出
 ・4~6月期決算=富士フイルム、ENEOS、シチズン、日通
 ・1~6月期決算=すかいらーく、荏原
 ・マレーシアの4~6月期国内総生産(GDP)
 ・6月のユーロ圏貿易収支(18:00)
 ・7月の米輸出入物価指数(21:30)
 ・8月の米消費者態度指数(ミシガン大学調べ、速報値、23:00)

(注)時間は日本時間
 〔日経QUICKニュース(NQN)〕


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