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観光・アウトドア・スポーツ・食事に政治!注目すべき秋の関連銘柄とは

【QUICK Money World 辰巳 華世】季節によって着る服が変わり、食べたい物も変わる。季節は私たちの暮らしに大きな影響を与えます。同じ様に株式市場でも季節が注目されることがあります。今回は株式市場で、秋の関連銘柄が注目されやすい理由、秋の具体的な関連銘柄、海外で注目されている秋の関連銘柄、直近で注目されているアウトドア関連銘柄株について紹介します。

秋の関連銘柄が注目されやすい理由

株価は様々な要因で動きます。その一つに「季節」が関係することがあります。日本には四季があり、季節が到来するたびに売れる商品や需要が異なります。例えば暑い夏にはビールが売れたり、寒い冬には冬物のコートが必要になります。猛暑だったり、厳冬だったりすると、想定以上にビールが良く売れたり、冬物衣料が好調だったりしてそういった銘柄は注目を集め株価が上昇する傾向があります。「季節」の変化によって需要が高まり注目される銘柄のことを、株式市場では「季節株」や「シーズンストック」と呼んだりします。

暑い夏が終わり、過ごしやすい秋がやってきました。秋は、観光シーズン、運動に適した季節で、食べ物の旬が多い季節です。そのため秋の季節株では、観光関連銘柄スポーツ関連銘柄飲食店の関連銘柄を手掛ける企業が注目されます。特に最近では、アウトドア関連やキャンプ関連にも期待が寄せられています。新型コロナウイルスの感染懸念から大勢の人と接触する可能性が高いホテルや旅館などに宿泊するより、屋外でキャンプを楽しむ方が安心とキャンプを楽しむ人が増えているからです。

秋の関連銘柄とは

秋は、食欲の秋、観光の秋、スポーツの秋です。特に最近では、政府の観光需要喚起策「Go To トラベル」の再開期待も高まっており観光関連銘柄に注目が集まっています。

 

観光関連銘柄は多岐に渡ります。観光で利用される交通機関や関連する企業は関連銘柄です。空の便では、日本航空(9201)やANAホールディングス(9202)、鉄道では東武鉄道(9001)や東日本旅客鉄道(9020)などがあります。

旅行や観光に関連する企業では、近畿日本ツーリストなどを傘下に持つKNT-CTホールディングス(9726)、エイチ・アイ・エス(9603)、ユーラシア旅行(9376)、旅工房(6548)、ベルトラ(7048)どがあります。

宿泊予約サイトを運営する企業も関連銘柄です。旅行比較サイト「トラベルコ」を運営するオープンドア(3926)や航空券予約サイト運営のエアトリ(6191)やアドベンチャー(6030)があります。

コロナ禍でアウトドアやキャンプ関連も注目されます。キャンプ系ではスノーピーク(7816)があります。ゴルフやスポーツなどアウトドア関連ではアルペン(3028)、ルネサンス(2378)、ヒマラヤ(7514)などにも期待が集まります。

食欲の秋に加え、緊急事態宣言が明けたことで飲食店にも人が戻りつつあります。グルメ予約サイトの「食べログ」を運営する価格比較サイトのカカクコム(2371)、ぐるなび(2440)も注目されます。

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海外で注目されている秋の関連銘柄とは

日本だけでなく海外株でも秋の関連銘柄はあります。最近は日本でも定着したハロウィーンですが、海外では10月末にあるハロウィーンシーズン中にキャンディやお菓子の需要が高まることもありお菓子会社が秋銘柄として注目されます。米チョコレート大手のハーシーや米菓子大手のモンデリーズ・インターナショナルなどがあります。

米国ではハロウィーンあたりから年末に向けて商戦が活発になります。11月の終わり頃には「ブラックフライデー」や「サイバーマンデー」があり、名前の通り金曜日と月曜日で、米国の感謝祭直後の金曜日と月曜日に大規模なセールが開催されます。ブラックフライデーなどの個人消費の影響を受ける銘柄として米アマゾン・ドット・コムメーシーズなどがあります。

秋の自民党総裁選挙で影響を受けると考えられる関連銘柄株とは

秋は政策関連株も注目されることが多いです。日本は毎年秋に補正予算を組むことが多く、また平成に入って以降の11回の衆議院総選挙のうち、7回は投開票日が秋(9~11月)となっており、政策関連が取引材料として浮上しやすいことが背景にあるかもしれません。

一般的な選挙関連としては、選挙で特需が見込まれる封筒大手のイムラ封筒(3955)や、選挙関連機材のムサシ(7521)などがあります。

 

特に今年は、自民党の岸田文雄総裁が第100代首相に就任し、新政権が始動しました。株式市場では、総裁選あたりから岸田関連銘柄に注目が集まっています。

岸田氏は9月2日の記者会見で新型コロナウイルス対策の「岸田4本柱」として、1)医療難民ゼロ、2)ステイホーム可能な経済対策、3)電子的ワクチン接種証明活用、検査の無料化・拡充、4)感染症有事対応の抜本的強化、を挙げています。総理大臣就任後の10月8日の所信表明演説でも新型コロナ対応について「喫緊且かつ最優先の課題である」としています。株式市場では、コロナ対策銘柄として医療機器商社のレオクラン(2部、7681)、PCR検査関連の保土谷(4112)やマイナンバーカードで実績のあるITbook(マザーズ、1447)、介護医療向け人材サービスのエス・エム・エス(2175)などに注目が集まっています。

また所信表明演説では、2050年カーボンニュートラルの実現に向け、温暖化対策を成長につなげるクリーンエネルギー戦略を策定すること、地方を活性化し、世界とつながる「デジタル田園投資国家構想」として5Gや半導体、データセンターなど、デジタルインフラ整備を進めること、農林水産業の高付加価値化と輸出力強化を進めるとともに、家族農業や中山間地農業の持つ多面的な機能を維持していくことなどを挙げています。そのため、再生可能エネルギー事業を手掛けるレノバ(9519)やバイオマス発電大手のイーレックス(9517)、デジタルインフラ整備関連で電子認証事業を手掛けるGMOグローバルサイン・ホールディングス(GMO-GS、3788)、サイバーセキュリティ強化のデジタルアーツ(2326)、5Gを活用した「スマート農業」を推進するクボタ(6326)、スマート農業分野でクボタと共同研究をするトプコン(7732)などが注目されそうです。

まとめ

観光やスポーツ、食欲が旺盛となる秋。秋には観光業やアウトドアに関わる事業が注目されます。株式市場で注目集まる秋の季節銘柄を探してみて下さい。

 

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著者名

QUICK Money World 辰巳 華世


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